世間が持つ大麻のイメージは意外にもポジティブ?ミシガン大学による調査「National Poll on Healthy Aging」
世間が持つ大麻のイメージは意外にもポジティブ?ミシガン大学による調査「National Poll on Healthy Aging」

世間が持つ大麻のイメージは意外にもポジティブ?ミシガン大学による調査「National Poll on Healthy Aging」

テレビ等で見る大麻開放に関する報道は、偏りがあると思うが正直いいイメージを持ちづらい。大麻利用を開放させたい背景となっている実際の意図は別として、一般に普及しているイメージは「いわゆるヒッピー達が娯楽目的で吸いたいがために医療目的を盾に騒いでいて、言動にも不安をおぼえる。」というものだ。そのため、周囲に大麻合法化について意見を求めることを躊躇ってしまう人は多い。

「健康的に年を重ねる」世論調査

アメリカでの大麻のイメージ
アメリカでの大麻のイメージ
フリー素材のぱくたそ

日本では大麻合法化についてのイメージ調査が実施されるステージにはまだ無いと思うが、連邦レベルと州レベルで合法性についてのスタンスに相違があるアメリカで興味深い調査結果が発表された。

ミシガン大学主催のNational Poll on Healthy Aging(「健康的に年を重ねる」世論調査)において4月に「中高年層(50~80歳)の医療大麻についての意識」という内容の調査結果が発表された。

医者が薦めるなら許容できるし、さらに調査されるべき-

この調査内容は必ずしもネガティブなイメージではない。むしろ積極的に「いいものなのであれば取り込みたい」というアメリカならではの実利的な、ポジティブな姿勢がうかがえる。いくつかの項目について詳細にデータを見てみよう。

大麻の効能について

31%が確実に鎮痛効果があると答え、38%がおそらく効果があると答えた。27%はよくわからないと答え、4%は効果が無いだろうと答えた。

仮に大麻で和らげることができるような病を患った場合、医者に大麻の処方を打診するか

44%が確実に大麻の処方を打診すると答え、26%が多分打診する、17%がわからない、13%がいいえの回答となった。

政府の取組みについて

64%が政府は大麻の効果について予算を設け調査すべきだと回答している。

摂取に対しては前向きである

この調査で、きちんと影響が調査されかつ医者監督の元コントロールされた環境であれば、中高年層は大麻利用に対して前向きであると言えることが判明したのではないだろうか。

CNNの医療担当記者のチーフでもあるSanjay Gupta(サンジェイ・グプタ)博士に関する記事でも書いたとおり、アメリカにおいて大麻及び関連する精製物は連邦レベルではスケジュールI物質の指定を受けており、そもそも研究さえ満足に出来ない状況だ。

一方で州単位で医療・娯楽目的で開放されており、実体験に基づいた効果について注目が高まっているという事実もある。その動きは当然国民の目にも影響があり、「連邦で違法=悪いものに違いない」という先入観は薄れつつある。

今後研究と同時に法制度も改正され、実態に合わせた開放が進むことを望む。

この記事を読んだ人は以下の記事も読んでいます