イギリスにおける大麻成分CBDの規制事情。CBD製品が医薬品として認められる
イギリスにおける大麻成分CBDの規制事情。CBD製品が医薬品として認められる

イギリスにおける大麻成分CBDの規制事情。CBD製品が医薬品として認められる

アメリカのCBD及び大麻事情については本サイトでも触れてきた。今回はイギリスのCBD規制事情にスポットライトをあててみる。

ここ1年、イギリスではCBDについて大きく変革を遂げたのである。2016年の10月にイギリスのMHRA(Medicines & Healthcare products Regulatory Agency : 医薬品・医療製品規制庁)の広報担当者が以下のように発言したことが発端だ。

安全・品質・効能の面で基準をクリアする必要がある

「医療目的でCBDを含んだ商品は医薬品であるという意見に達した。医薬品は特例をのぞき、イギリスで合法に販売・供給・宣伝するためには認可が必要だ。認可された医薬品は健康への悪影響から守るために、安全・品質・効能の面で基準をクリアする必要がある」

「イギリスのCBDを取り扱う業者に対して我々の見解を文書で提示した。認可が欲しい企業に対しては法規制観点でのガイダンスを提供することができる」

イギリスのCBD
イギリスのCBD

MHRA曰く今回の動きの一番の目的は患者の保護であり、「安心して認可された商品を摂取できるように」とのことだ。

これに対する懸念の声もある。認可を得るための申請には10万ポンド以上がかかり、さらに臨床結果の提出などを求められるなどハードルが高いため、供給不足になるのではないかという声が挙がっている。多くのユーザーはそもそも規制の網を掻い潜ってネット業者から購入しており、規制自体が形骸化し、ユーザーに正しい情報が伝わらずに低品質なものが出回るのではないかという懸念もある。

しかし、このような動きが起きた意味合いは大きい。米国では州単位での合法化は進んでいるものの、連邦レベルでは未だに危険物質としての分類を変更するのに慎重である。それに先んじてイギリスは薬効を認め、CBD製品を「医薬品」として認めた。

では実際に一連の動きによって市場はどう変化したのか。

医薬品指定を受けてから1年後、CBD関連商品の売上はうなぎのぼりになっているのである。Cannabis Trades Association UKの調査によれば、ここ1年でCBDユーザーは12.5万人から25万人に倍増している。

特にこの領域で大きく伸ばしたのは健康関連商品に特化した小売チェーンのHolland and Barrettであり、CBDオイルの商品を大量に仕入れたところ、担当者は「CBDオイルの販売を開始してから、その人気と成功にとても驚いている」とのコメントを発している。

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